コンサートホールの「直接音」と「反射音」
もうすっかり秋、本格的なコンサートシーズンがスタートしました。夏休みから戻ってきた人々が、秋、冬、来春にかけて世界中のコンサートホールで、素晴らしい音楽を楽しむことでしょう。
ショパンの舟歌:インスピレーションの源
次回のニューヨーク公演でプログラムの最後を飾るショパンの「舟歌」。この曲の探求では、作品への理解だけでなく、解釈の幅も広げてくれる素晴らしい発見がたくさんあり、驚かされました。
コンサート後:アンコール曲の選択
コンサートの曲を選ぶことはもちろん重要ですが、素晴らしいコンサートにはアンコール曲も重要な要素です。プログラムの最後の曲となりますから、コンサート全体の雰囲気としてふさわしいかどうか吟味せねばなりません。また、馴染み深い有名な曲も喜ばれます。お客様はさらにリラックスして、人気のある曲を楽しんでくださるでしょう。
リサイタルプログラムの計画、パート3:大好きな曲を演奏する
お気に入りでない衣装を着るように言われたと想像してみてください。そして、それを着て、とても重要なイベントに出席したところを想像してみてください。
リサイタルプログラムの計画 ― パート1
コンサートで何を演奏するか…それはもちろん自信を持って演奏できる曲を選ぶのですが、それだけではありません。私は、たくさんの要素を考えて選曲しています。
インスピレーションの源:藤田嗣治と偉大な作曲家たち
東京ステーションギャラリーで開催された日仏画家、藤田嗣治の作品展が先日閉幕しました。この展覧会を通して、音楽だけでなく視覚芸術においてもインスピレーションがどのように創作に作用するのかを理解することができました。
ゆっくり、しかし確実に、パート2:暗譜
ゆっくり練習するという考えについて考え続けるうちに、暗譜との関係、そしてラフマニノフの練習方法を彼の弟子たちはどのように実践していたのだろうと考え始めました。
ゆっくり、しかし確実に パート1
この動画で、私はモーツァルトのピアノ・ソナタ第13番 K.333の第1楽章を練習しています。なぜこんなにゆっくり弾いているの?と不思議に思われるかもしれません。その答えを見つけるために、巨匠の一人、セルゲイ・ラフマニノフについてお話ししましょう。
ショパン : ピアノ・ソナタ 第3番 第4楽章 Op.58 ロ短調 フィナーレ:プレスト・ノン・タント
とにかく荘厳なる第4楽章。
最初の小節は、その後に続く何かを予感させるかのようで、まるで巨大な滝から流れ落ちる水が水しぶきを上げながら、左手の一種の「引き波」を伴って響き、それは水煙となって会場中を包み込むかのようです。
ショパン : ピアノ・ソナタ 第3番 第3楽章 Op.58 ロ長調 ラルゴ
この楽章に取り組み始めた瞬間、ショパンがベッリーニの音楽にどれほど影響を受けていたか、そしてラルゴの魂のこもった、そして、哀愁に満ちた性質を思い出さずにはいられませんでした。
ショパン ピアノ・ソナタ 第3番 第2楽章 Op.58 変ホ長調 スケルツォ:モルト・ヴィヴァーチェ
スケルツォという言葉はイタリア語で「冗談」を意味します。この楽章にはまさにぴったり。テンポが「モルト・ヴィヴァーチェ」(非常に活発)と記されていることを合わせて考えると、まさにぴったりのことばでしょう。
ショパン ピアノ・ソナタ 第3番 第1楽章 Op.58 ロ短調 アレグロ・マエストーソ
このソナタの練習を始めるずっと前から、多くの人が、これがショパンの最も難しい作品の一つであると言っていたのでとても興味深かったのですが、私にとって難度よりも重要なことがありました。それは、この作品が伝えるメッセージ、そしてそれをどのように伝えるのが最善かということです。
モーツァルト、ピアノソナタ第13番 変ロ長調 K.333 (315c) 第三楽章 アレグレット・グラツィオーソ
この楽章で、モーツァルトはまるで「よし、すべてを家に持ち帰ろう」と決意したかのようです。第三楽章の達成感とそれに伴う喜びは、第一楽章・第二楽章で特別な会食に出かけた人々が、幸せで満足した様子で家路につきながら、その素晴らしい料理について語り合っているかのようです。