コロンバス・シチズン・ファンデーションでのリサイタル:プログラム

ヴェネツィア、ゴンドラ、月光、そしてティヴォリのエステ家別荘―エステ荘へのオマージュが、私のニューヨーク・リサイタルのプログラムです。


前回までの投稿で、プログラムの選曲や、リサイタルの計画について、いくつかのアイディアをお話ししました。

私は、プログラム全体を1つの物語、それぞれの作品を「章」のように捉え、構成や演出を考えています。

まず、今度のリサイタルの会場は、主にイタリア出身の方々で構成されるイタリア文化とゆかりの深い団体。ですから、ヴェネツィアをテーマにした曲からスタートし、「水」をテーマに旅をするような曲を選びました。
プログラムは以下の通りです。

I
無言歌集 第二巻より
「ヴェネツィアの舟歌」Op.30-6
フェリックス・メンデルスゾーン (1809—1847)


ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 Op.27-2
(幻想曲風) (「月光」)
i アダージョ・ソステヌート ii.アレグレット iii.プレスト・アジタート
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン (1770—1827)


即興曲 Op.90-1
フランツ・シューベルト (1797—1828)

IV
エステ荘の噴水
巡礼の年 第3年S. 163
フランツ・リスト (1811—1886)

V
舟歌 Op.60
フレデリック・ショパン (1810—1849)

お客様をイタリアの旅へとお連れしたいと思います。
旅の大半は水上を旅することになります。メンデルスゾーン、ベートーヴェン、シューベルト、リスト、そしてショパン。ヴェネツィアのゴンドラの乗客、月明かりの目撃者、そして魂の奥深く、深淵をのぞき込むような機会となるでしょう。

 

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コンサート後:アンコール曲の選択