ゆっくり、しかし確実に、パート2:暗譜
リスト: 巡礼の年 第3年 「エステ荘の噴水」
ゆっくり練習するという考えについて考え続けるうちに、暗譜との関係、そしてラフマニノフの練習方法を彼の弟子たちはどのように実践していたのだろうと考え始めました。
少し調べてみましたが、興味深い発見がありました。
例えば、ラフマニノフの最後の弟子として知られる、今年100歳を迎えたばかりのアメリカの偉大なピアニスト、ルース・スレンチェンスカもまた、このゆっくり練習することの信奉者でした。彼女は、この練習方法が曲の暗譜を助ける手段だとしています。
「18歳以上のピアニストは特に、難しい曲を真剣に学ぶ際に使える暗譜のテクニックを身につける必要があります」と述べていますが、暗譜の第一歩として、彼女は新しい曲をまず右手だけ、次に左手だけで、ゆっくりと10回通しで弾くことをすすめています。そして、両手で弾く準備ができたら、両手がスムーズに連動していることを必ず確認するために十分な時間をかけ、曲に慣れてきたら徐々にスピードを上げていくのが良いとしています。
ゆっくり練習することは手の訓練になるだけでなく、心の訓練にもなる…「分割して征服する」ことが、規模の大小を問わず、どんな作品でも習得するための最良の方法だと彼女は言います。
この短いビデオからもわかるように、私は現在、リストの「エステ荘の噴水」の練習で、これらのアイデアのいくつかを取り入れています。
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