ファウスト・ハリソン・ピアノ(2025年4月24日)

左から:レッスンの様子。楽譜を見るコズモ先生と、熱心に耳を傾けるグラツィエラ。5月9日に私が演奏するファウスト・ハリソン・ピアノズのロゴ。ファウスト・ハリソンのステージ上にあったベーゼンドルファー。希少なアンティーク・スタインウェイ。

今日はとても気持ちの良い一日でした。早めのランチを食べてから、いつものように、バスでコズモ先生のアパートへ行き、練習し、レッスンを受けました。

母の作ったナスとトマトのリガトーニ。とても美味しかったです。母は料理が上手で、いつも足りないよりは多めに作る方を選ぶので、そこが私には問題です。

さて、今日集中したのは、ショパンのピアノソナタ第3番とベートーヴェンの32の変奏曲です。同じ曲について何度レッスンを受けても、常に新しい発見があります。今日も、様々なアイデアや演奏テクニックを試し、曲への理解と演奏がさらに深まったと思います。

その後、先生のアパートを出て、母と一緒にファウスト・ハリソン・ピアノズへ行き試弾させていただきました。2025年5月9日、私はここでリサイタルを行います。

ちょうどそこへ、アレクサンダーさんもいらっしゃったんです!私のリサイタルの詳細を調整するために!本当に奇遇で、とてもうれしかったです。 

ファウスト・ハリソン・ピアノズはとても洗練された場所で、たくさんの素晴らしいピアノがあり、興奮しました。古いスタインウェイの修理やシュタイングレーバー・ピアノの輸入販売も手掛ける、有名な調律師の白川亮蔵氏は、6年前に私にこうおっしゃいました。「ニューヨークでピアノを買うなら、ファウスト・ハリソン・ピアノズから買うべきだ」と。まさにその通り、いや、それ以上でした。

私が演奏するステージにはベーゼンドルファーがあったので、まずはそれを弾いてみました。演奏で使うかどうかは分かりませんでしたが、スタインウェイよりも鍵盤の配置が少し深く感じられたので、指の角度や姿勢を確かめるのに少し時間がかかりました。その後、一番奥で輝いて見えたマホガニーのスタインウェイのもとへ。なんと1906年製!博物館にあってもおかしくないほど貴重で、美しい装飾が施されていて、その音色に胸が高鳴りました!

今日もまた素晴らしく充実した一日に、感謝して寝ました。

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