前向きさと勤勉さ(2025年4月25日)

左から右へ:演奏しながら楽譜にメモを取る様子、練習に使うペンのコレクション、ニューヨークの印刷屋さんにて。

今日も、お散歩中のワンちゃんをたくさん見かけました。人間のようにこの美しい天気を楽しんでいるようでしたよ。

さて今日は、チェロ協奏曲の楽譜を印刷したくて印刷屋さんに行きました。私が目指しているのは、素晴らしいソリスト且つ素晴らしいアンサンブル奏者です。それに、様々な協奏曲の勉強は、急に決まる仕事への準備というだけでなく、6月のオペラ歌手との協奏にも役立つと思ったんです。

私は、コロンバスサークルの近くにある印刷屋さんを選びました。ベートーヴェンのチェロ協奏曲はどれも素晴らしく絞り切れなかったので、とりあえずサン=サーンスの「白鳥」を印刷しました。家のプリンターを使うときとは異なりどきどきしましたが、全てがうまくいきました。いろいろなことが1つ1つ、自分でやっていけるようになって、日に日にニューヨーカーになった気分です!

最近は楽譜もタブレットで見る人が増えているようですが、私はやはり紙に印刷された楽譜を使う方が好きです。紙に書き込むと、脳がより活発に使えるように感じます。楽譜には、分析や思い付き、注意点、もちろんレッスンで習ったことも書き込みます。演奏中にそれらを見てさらに新しいことを思いつくこともあります。私はたくさんの色ペンと鉛筆を使い分けています。

実は今日、ニューヨークが本当に大好きだなあと思う出来事がありました。バスを待っていたときのことです。予定時刻よりも大幅に遅れていて、バスが来るか来ないか…何か事件でもあったのか…と大勢の人々が不安げに待っていました。そこへ、ようやくバスが到着すると、バス停にいた皆(おそらくニューヨーカーたち)が、まるで自分たちを救うヒーローが到着したかのように、満面の笑みでバスを迎えたんです!みんながヒーローの運転手さんに声をかけ、おしゃべりを楽しみ、とても和気あいあいとしたドライブになりました。フレンドリーでポジティブな人柄といえば、ニューヨーカーに勝るものはありません!

前へ
前へ

タミーノとの練習セッション (2025年4月26日)

次へ
次へ

ファウスト・ハリソン・ピアノ(2025年4月24日)