プラザホテルの香水店「クリグラー」(2025年6月27日)
左から右へ:プラザホテルの歴史。プラザホテル内の「クリグラー」。「クリグラー」の試香紙(ムエット)。プラザホテルのパームコートにいる私。
ニューヨークのプラザホテルは、ニューヨークで最も伝説的なランドマークの一つといえるでしょう。セントラルパークの南端、59丁目、五番街の近くに建てられたこのホテルは、常に世界で最もラグジュアリーな人々やブランドと結びついてきました。書店のアスリーヌ、ゲラン・スパ、モーリス・ファインジュエリーなどがここに店舗を構えています。
しかし、私が最近最も興味を持ったのは、1904年にドイツの化学者アルバート・クリグラーによって設立された有名な香水ブランド、「クリグラー」です。クリグラーは婚約者への贈り物として「プレジャー・ガーデニア79」という最初の香水を作りましたが、この香りは京都の金閣寺周辺の庭園に咲くクチナシの花からインスピレーションを得ているとのこと。彼は、フランスの香水会社ラレで働いた後、独立してこのブランドを作り上げたそうです。
クリグラーには長い歴史があり、グレース・ケリー、スウェーデンのヴィクトリア王女、マリア・カラス、そしてレオナルド・ディカプリオ(男性用フレグランスも取り扱っています)といった著名人が常連客として名を連ねてきたことから、一度その香りを試してみたいと思っていたんです。でも同時に、入店することへの不安もありました。
しかし、アレキサンダーさんから教わった自信を持つことの大切さを思い出し、その自信と母の助けを借りて、店内に入り、質問をしました。
いくつかのフレグランスを試してみましたが、どれも素晴らしかったです。中でも私のお気に入りは「エレガンター・シュワン 06」(エレガントな白鳥)で、ジャーマンローズ、サンダルウッド、洋ナシ、アイリス、ライム、パチョリ、バニラをブレンドした香りで、その名の通り、実にエレガント!この香りに出会った瞬間、もっとエレガントな人間、もっとエレガントなアーティストになりたいという気持ちになりました!
勇気を出してクリグラーに行ってみて本当に良かったと思います。好奇心を持つことや、新しいことを学びたいという気持ちを恐れてはいけないと改めて気づかされました。なぜなら、好奇心は人間として成長するための数ある方法の一つだからです。