ミザンプラス、それは準備の極意。
左から右へ:フランス料理におけるミザンプラス(mise en place)の実践例。
フランス料理のシェフが行う調理過程には、「ミザンプラス」と呼ばれる「下ごしらえ」 があるそうです。調理を始める前に食材や道具を準備・整理しておくことで、調理をでき る限り効率的に進めるためにするものです。
音楽家にとっても「ミザンプラス」は重要です。
私のようなピアニストにとって、すべてを準備しておくということは、常に万全の態勢を 整えておくことを意味します。具体的にどのような準備をするかは、状況によって異なり ますが…例えば、レッスンの予定がある場合、楽譜を整理し、先生の指示やアドバイスに 基づいて書き込みができるように準備しておきます。もちろん、テンポ、運指、テクニッ クなど、演奏に役立つと思われるあらゆることについて、質問を用意しておくことも重要 です。また、作曲家と作品についてできる限り多くの文献を読み、作品が置かれている芸 術的な背景を理解することも非常に重要です。そうすることで、作品に独自の解釈を加え ることができるのです。
また、オーケストラのリハーサルに参加する場合、準備として、楽譜の小節に番号を振っ ておき、指揮者と特定の箇所について確認したり、他の楽器の演奏について言及したりで きるようにしておきます。可能な限り暗譜しておくのが最善でしょう。そうすれば、より スムーズにリハーサルが行えます。
料理であれ音楽であれ、「ミザンプラス」が大事です。レッスン、リハーサル、演奏会を 効果的かつ実りあるものにするために、考慮すべきあらゆる側面を準備し、意識しておく ことが成功につながっています。
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