カティア・ブニアティシヴィリ
左から順に:シューマン ピアノ協奏曲 イ短調 Op. 54、ショパン 前奏曲Op. 28-4、ヘンリー・パーセル『ディドとエネアス』Z. 626より「私が大地に横たわるとき(ディドの嘆き)」、チャイコフスキー「感傷的なワルツ」
ジョージア出身のピアニスト、カティア・ブニアティシヴィリが、来月カーネギーホールにて、ベートーヴェン、リスト、シューベルトの作品をプログラムに据えたコンサートに出演します。彼女は1987年にジョージアのバトゥミで生まれ、3歳で母親の手ほどきによりピアノを学び始めました。そして6歳になる頃には――信じがたいことかもしれませんが――すでにオーケストラとの共演を果たしていたのです。
ブニアティシヴィリといえば、その「解釈における想像力」の豊かさで最もよく知られているかもしれません。彼女の演奏に耳を傾ければ、その解釈がいかに深く熟考されたものであるかが如実に伝わってきます。彼女が演奏するロマン派のレパートリーは、ピアニストがいかにして作品に向き合い、聴き手に全く新しい視点からその曲を捉え直させるような解釈を提示し得るかを示す、好例と言えるでしょう。たとえ、これまで何度耳にしてきた曲であったとしても、です。
ブニアティシヴィリは、音楽の「ルール」を破るようなことはしません。むしろ、古典的なレパートリーに新たな光を当ててみせるのです。その点において、私は彼女をある種の「開拓者」だと捉えています。それは音楽そのものの開拓者というよりは、私たちが音楽について考える「思考のあり方」を開拓する存在として、です。彼女の解釈は、たとえ何世紀も前の作品であっても、聴き手の感情の幅を広げてくれるものだと私は信じています。このようにして、彼女は私たちの心の中で作品を鮮やかに蘇らせ、まるで長い間観ていなかった映画を久しぶりに見返すときのように、私たちに作品との再会をもたらしてくれるのです。カーネギーホールでの公演も、きっとまた素晴らしい演奏となることでしょう。
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