ベアトリーチェ・ラナ

左から順に:ベアトリーチェ・ラナの演奏、ドビュッシー『ピアノのために』第3曲「トッカータ」、メンデルスゾーン『無言歌集』Op.67-2、ラフマニノフ『パガニーニの主題による狂詩曲』より抜粋、そしてショパン『12の練習曲』Op.25より第1番(変イ長調)。

今シーズンのカーネギーホール公演ラインナップに名を連ねる女性ピアニストたちのリストを改めて眺め、彼女たちが私にとってインスピレーションと学びの源泉となってくれていることに、心より感謝の意を表したいと思います。

昨年11月にカーネギーホールで演奏を行ったベアトリーチェ・ラナは、イタリアのプーリア州コペルティーノで生まれました。両親ともにピアニストであり、彼女自身も4歳でピアノの研鑽を積み始めました。彼女の演奏で私が最も感銘を受けるのは、バッハからプロコフィエフに至るまで多岐にわたるレパートリーを、驚くべき繊細さと正確さを兼ね備えて弾きこなすその能力です。一部の人々から「ピアノの詩人」と称されていることにも、極めて的確な表現だと深く共感します。

また、彼女には別の意味でも感謝しています。それは、私自身のカーネギーホールでのソロ・リサイタル・デビューに向けて、衣装を仕立ててくれるデザイナーを探そうというきっかけを与えてくれたのが、まさに彼女だったからです。ラナの衣装を手掛けているのはローズマリー・ウメツ(Rosemarie Umetsu)氏です。彼女の顧客リストには、ユジャ・ワンやラン・ラン(男性用のデザインも手掛けています)、メゾソプラノ歌手のジョイス・ディドナートやベステ・カレンダーといった、数多くのクラシック音楽家たちが名を連ねています。

カーネギーホールでの私の衣装は、ミラノでデイム・ヴィヴィアン・ウエストウッドに師事した日本人デザイナー、KATSUYA OOE氏が担当してくださることになりました。これ以上ないほど胸が高鳴っています。彼のアトリエではドレスの縫製を行うだけでなく、シルク生地における専門性を有していて、織りや染めまでもすべて一貫して行っています。これまでに拝見した制作過程の様子から、完成したドレスに袖を通す日が待ちきれません。

リサイタル本番までの数週間、OOE氏が私のために取り組んでくださっている制作の様子について、さらに詳しくご紹介していく予定です。きっと皆様にとっても、大変興味深い内容になることと思います。最後に、素晴らしい音楽性と卓越したスタイルセンスを持つベアトリーチェ・ラナに、改めて感謝します。

 

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