(一年)を楽しむ

ファニー・メンデルスゾーン『一年』より「二月」


これまでの投稿の通り、私はファニー・メンデルスゾーンの「一年」というピアノ曲集に取り組んでいますが、各月の曲を掘り下げていくのは本当に素晴らしい体験です。

今月は「2月」。探求の過程で、この曲がゲーテの次のような言葉からインスピレーションを得ていることを知りました。

ここがドイツ国内などと思ってはならぬ
悪魔や、愚者や、死者たちの踊りのただ中にいるのだ
「陽気な」祭りがお前たちを待っているぞ

ファニー・メンデルスゾーンとその家族は、四旬節(キリスト教において復活祭の46日前の「灰の水曜日」から聖土曜日までの、祈り、断食、施しによって回心を求める準備期間)に先立つ「ローマの謝肉祭(カーニバル)」を体験するためにローマを訪れました。この曲はその経験から着想を得ています。この時期、街は飲食やダンスを楽しみ、最高の時間を過ごす人々で溢れかえります。

曲中、音楽が休符で停止する箇所がいくつかありますが、この「驚き」は、お祭り騒ぎの中にいる人々の高揚感や、何が起こるかわからない不確実さを表現しているのだと思います。

演奏者の視点からは、人々の動きや情緒を表現するためにダイナミクス(強弱)やルバートを用いています。また、音数が多くテンポの速い曲なので、音がうるさくなりすぎたり、耳障りになったりしないよう、あえて「間」を作ったり、弱めたりすることも意識しています。

ファニーの素晴らしい音楽のおかげで、まるで自分もカーニバルの雰囲気を味わっているような気分です。いつかカーニバルを生で見てみたいです!

 

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