心からの感謝を込めて
モーツァルト・ピアノソナタ第13番 K. 333・第3楽章
この2ヶ月間を振り返ると、感謝の念で胸がいっぱいになります。5月3日のカーネギーホール、そして6月28日のサントリーホールでのリサイタルは、生涯忘れられない大切な思い出となりました。これらは単なるコンサートではなく、幼い頃に初めてピアノの前に座った時から抱き続けてきた夢の実現でもありました。わずか数週間のうちに、世界屈指のコンサートホールであるこれら二つの舞台に立てたことは、この上ない名誉であると同時に、身の引き締まるような貴重な経験でした。
今振り返ると、2026年の5月と6月は、私の音楽家としてのキャリアにおいて永遠に忘れられない転換点であったと実感しています。音楽への献身的な姿勢を再確認し、アーティストとして成長し続けたいという思いを強くした期間でした。
まず、家族への感謝の気持ちは言葉では言い尽くせません。最初から私の音楽への愛を理解し、その道を追求できるよう、支え続けてくれました。私が学び、練習し、成長できるよう、時間や労力を惜しみなく捧げ、数え切れないほどの犠牲を払いながら、絶えず変わらぬ励ましをくれました。忍耐と愛情、そして絶対的な信頼をもって寄り添い続けてくれるその存在が、日々の私の力となっています。
また、この2ヶ月間の出来事は、多くの人々の並外れた優しさ、励まし、そして寛大さなしには実現しなかったことも痛感しています。コンサートに足を運んでくださった方々、応援のメッセージや祈り、温かい言葉を寄せてくださった方々、そして何より私を信じてくださったすべての方々に、心より感謝申し上げます。
とりわけ、私を信じ、芸術の道を形作る機会を与えてくださったアレキサンダー&ブオーノ財団(Alexander & Buono Foundation)には深く感謝しています。財団の若き音楽家たちへの献身的な支援のおかげで、私は演奏家としてだけでなく、人々と音楽を分かち合うことの重要性を理解する人間としても成長することができました。私に寄せてくださった信頼と、素晴らしい経験の数々を実現してくださったことに、いつまでも感謝し続けます。
そして、私の師であるコズモ・ブオーノ(Cosmo Buono)先生にも、言葉では言い表せないほどの感謝の念を抱いています。
この7年間、先生は私の芸術的成長のあらゆる段階において、忍耐強く導いてくださいました。先生のレッスンは、単に音符を学んだり技術を磨いたりするだけのものではありませんでした。音楽がいかにして私たちの最も深い思考や感情を表現する「ことば」となり得るかを示してくれました。すべてのフレーズに意味を見出し、より繊細な感性で耳を傾け、ピアノを通じて自分自身の音色を見つけるよう、私を導き励ましてくださったのです。人々にインスピレーションを与え、挑戦を促し、勇気づける先生の素晴らしい力のおかげで、私は単により優れたピアニストになれただけでなく、より思慮深い音楽家として、そして何よりも一人の人間として成長することができたと信じています。先生から学んだことは、単にピアノの演奏技術にとどまらず、私の今後のキャリアがどのような道筋をたどろうとも、生涯にわたって私の中に生き続けることでしょう。
今、コンサート・アーティストとしての人生の新たな章を歩み始めるにあたり、私の心は希望と感謝で満たされています。カーネギー・ホールやサントリー・ホールでの経験は、意義あるすべての成果が、周囲の人々の愛、励まし、そして導きによって実現されるものであることを、常に私に思い出させてくれるはずです。2026年の5月と6月は、私にとって生涯忘れられない大切な時期となるでしょう。それは単にコンサートそのもののためだけではなく、長年にわたる忍耐、学び、友情、そして信念の結晶とも言える日々だったからです。
この先には多くの新たな挑戦や機会が待ち受けていると思います。しかし、どのような旅路であっても、私はこの経験を常に胸に抱いて進んでいきたいと思います。家族、友人、応援してくださる皆様、アレキサンダー&ブオーノ財団、コズモ・ブオーノ先生、そしてこの道を共に歩んでくださったすべての方々に、心から感謝申し上げます。私を信じてくださったことは、私がこれまでに受け取った何よりも素晴らしい贈り物の一つです。その贈り物に恥じないよう、これからも音楽を通じて日々精進してまいります。
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