モーツァルト、ピアノソナタ第13番 変ロ長調 K.333 (315c)、第ニ楽章 アンダンテ・カンタービレ
ピアノソナタ第13番、モーツァルト、第二楽章 アンダンテ・カンタービレ
私にとってこの楽章は、ピアノ演奏だけでなく、カンタービレということばが示すように、声楽的な要素も反映したものでなければなりません。右手が基本メロディーを歌う歌手、左手はその伴奏のような感じ。
モーツァルトがこの作品に書き込んだ不協和音を効果的に表現することに注力しました。なぜなら、それらが非常に興味深いコントラストを生み出しているからです。
一つ一つの音符に、またしても繊細さが刻まれていて、一つ一つが輝いてほしいと強く願いながら演奏しています。
この楽章を、聴く人の心が、次から次へと壮大な音のオアシスへと移っていくように考え抜いたモーツァルトの工夫が感じられます。すべてが穏やかで、平和で、宗教的な雰囲気をも漂わせ、第一楽章とは異なる表現でありながらも、同じ美しさと繊細さが継続しています。
この第二楽章を聴いて、あなたは何を思い浮かべますか?
ぜひコメント欄で教えてください。。
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