ファニー・メンデルスゾーン『一年』より「7月」
ファニー・メンデルスゾーンの「7月」では、フリードリヒ・シラーの詩「夕べ」が引用されています。
野は爽やかな露を渇望し
人は力なく打ちひしがれている
この詩は、太陽神アポロンが夕暮れ時に戦車を駆って空を駆け抜け、大地が冷え込む中で休息を待ち望む様子を描いた絵画に着想を得ています。
夏のうだるような暑さが表現され、左手のトレモロはまるで轟く雷鳴のように響きます。 (個人的には、冒頭部分はまるで切実で切実な祈りのように感じました。)
この作品を探求する中で、猛暑による苦しみと、数年後に初演されたフェリックス・メンデルスゾーンのオラトリオ『エリヤ』との関連性について論じた興味深い記事を読みました。ファニー・メンデルスゾーンの音楽にも、厳粛さ、畏敬の念、そして敬虔さといった感情と並んで、極度の暑さによる苦しみと後悔が込められているのではないかと考えるようになりました。