リサイタルのレパートリー選び
2025年5月9日にニューヨークでリサイタルを行います。プログラムは以下の通りです。
I
オーボエ協奏曲ニ短調より アダージョ BWV974
アレッサンドロ・マルチェッロ (1673—1747)/ヨハン・セバスティアン・バッハ (1681—1750)
II
創作主題による32の変奏曲 ハ短調 WoO 80
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン (1770—1827)
III
ピアノソナタ第13番 変ロ長調 K.333 (315c)
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト (1756—1791)
休憩
IV
ピアノソナタ第3番 ロ短調 作品58
フレデリック・ショパン (1810—1849)
コンサートを計画する際の私の哲学の一つは、現在練習中の曲についてだけでなく、聴衆、会場、そして時間帯をも考慮に入れることです。お客様の心や魂が豊かになるように、状況に合わせてあらゆることをしたいと思っています。
また、すべてのアーティストにとって、次のような問いに答えようと努めることが重要だと考えています。「聴衆が会場を後にした後、満足感を得られる演奏とはどのようなものだろうか?」「コンサート会場で共に過ごす時間を最も思い出深いものにするには、どうすればいいのだろうか?」
これらの問いにうまく答えることができるよう、日々考えながら練習を続けようと思います。